Betta krataios

[Locality]   Sungai Kapuas basin Kalimantan-barat [Water Condition]    pH5.5〜6.5/GH0〜1/KH0〜1  28.5℃/ 



このベタはカプアス水系の上流域〜下流域まで広く分布しています。
生息地は、それほどpHの低くない、少し茶色く色づいた細流であることが多い。
ディミディアータなどと生息地が重なっていて、同じ場所で採れることもある。
その場合本種とディミディアータを見分けるのは難しく、特に幼魚やメスの個体の判別にはちょっとしたコツが要る。
また広域に生息しているので、地域によって体型が微妙に違っている。最大体調は8cmほどになる。
一般ルートでsp”タヤン”というベタが入っており、このベタも近縁関係にあると思われる。
何故ディミディアータが記載された当時、一緒に記載されなかったのか疑問だが、
それだけ種として認めるのに難しい問題がある・・・のかもしれない。

2006年6月についにディミィデアータグループとして記載されました。
同じグループのベタが同じ生息地に!う〜ん・・・進化中(分化中)!?
私は以前からディミディアータのブルータイプはこのベタとの交雑個体ではないか、との説を唱えてきましたが、
今回の記載によってその仮説の可能性はさらに高まったと言えるでしょう。

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