今年はどうしよっかね

さて皆さん、あけましておめでとうございます。遅いけど・・・ ちなみにインドネシア語ではスラマッ タフン バルー!といいます。
去年の10月半ばからインドネシアにでかけていました。1月21日に帰国したところです。 今回は中央(tengah)カリマンタンにでかけたのですが・・・まあそれはまた別に書く事にしましょう。
ところで新年ということで、今年のボルネオにおける我がチーム(と言ってもたいした物ではないんですが・・・)の目標というか、抱負というか、まるで小学生みたいなものを書いてみましょう。

まずはカプアス川、もうはっきり言ってもうそろそろここを卒業したいのだが、 この川はなかなか奥が深く、まだまだ行ってみたい場所がたくさんあり興味が尽きないのだ。 カリマンタンのもう一つの大河にマハカム川があるがやはりベタの種類数ではカプアス川の方が圧倒的に多いのである。
その行ってみたい場所というのは数あれど、まずはここ。 カプアス川最大の支流、ムラウィ川である。ここで採集をしたい。
まだここは機会が無くてまだ一度も足を踏み入れていない。やらねばなるまい! ヨーロッパの連中がここを捜したらしいが、特にこれといったものは見つからなかったらしい。 でもそれはそれである。僕はあまりそういう情報とは関係なくいつも動いているし・・・。
しかもムラウィ川は広大である。そして不便だ。全てをカバーするのは不可能だし、 時期によっては全く採れない事もある。まだまだわからないぞ、夢を持っていこう!

そして次、西カリマンタンの南エリア(Ketapangエリア)へ行きたい。 3年前、ナンガタヤップで美しいリコリスを採集したのだが、 2個体しか採れなかった上に、現地で写真も撮らぬままに死んでしまったのが悔やまれている。
もう一度きっちりデータと写真をとり、うまくいけば日本に持ち帰って、 どなたかアクアリストに系統維持をしていただければな〜なんて思っている。
その他南エリアの低湿地帯には、南カリマンタンのパンカランブン近郊で見つかっているような フォーシィタイプや赤ベタもいるはずなのである。 そしてチョコグラ好きの興味として、チョコグラ(オスフロメノイデス)とセラタネンシスの生息域の境界線とはズバリどこなのか、 つまりそれはチョコグラの南限、または東限ということか。またそれを分ける要因とは・・・ぜひこれは調べてみたいな。

他にも気にかかる事は山ほどあります。が、自然や生物というものはそんなに単純ではありません。 特にジャングルっていうのは様々な要因、例えば地理的な要因、また生態系が複雑に絡み合ってなりたっているのです。 実際現地で魚を採っていると、僕のような素人では理解できないような事、判断できないような事、山ほど出てくるのです。 もちろんそれを全て理解しようというのは無理な話です。専門的な知識もありません。 でも「熱帯魚」という分野を通してその氷山の一角でも理解する事が出来れば、それは価値のあることだと思います。
いざ進め、ジャングルへ!マラリアなんて怖くない!でも遭難はしないように、ね。

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